日本動脈硬化学会の活動とアダラートによる血圧リスク

動脈硬化はその発症した場所によって様々な致命的疾患を引き起こしうる高度にリスクのある疾患であることから、その予防と治療が重要になります。日本動脈硬化学会では特に予防についての考え方を中心として学術研究から情報発信に至るまでを精力的に担ってきており、いかにして生活習慣を改善することにより動脈硬化のリスクを下げるかということを研究してきています。日本動脈硬化学会においては世界から発信されているガイドラインに対して見解を述べるといったことによりその意味合いを世の中に知らしめるなど、医療業界の人たちに最先端の動脈硬化の事情を効果的に理解してもらうということにも努めています。
日本動脈硬化学会での研究情報等を参考にすると動脈硬化の予防を考える上では高血圧や脂質異常症の治療を行っていくことは重要な位置づけになります。特に日本では4割が高血圧であると言われていることからその血圧をさげるという考えは必須です。降圧剤としてアダラートのように開発が進んで使いやすくなるものが増えるとその効果もより期待できるようになっていきます。アダラートは動脈硬化の予防について効果が高く、血圧をさげる効果も多くの患者で有効である降圧剤として認識を得ていましたが、その血中濃度の管理が難しいということが問題でした。しかし、アダラートの徐放性製剤の登場によって血中濃度が大きく上昇してしまうリスクをさげることができたため汎用されるようになっています。アダラートの徐放性製剤は一日一回の服用で血圧管理が可能であることから服薬管理も容易であり、動脈硬化の予防効果も期待できるという観点から日本動脈硬化学会としても使用を推奨する傾向があります。